に変化する。この様子を図2.2.12に示す。
図2.2.12
2.4 曲面と曲線
造船では船体曲面を表わす図面を線図と呼ぶように、曲面は曲線の集りとする。そして曲線は、その上にある点の集りとして表わしている。直線は2点で明確に決まるが、曲線を決めるのには多くの点が必要で、点が多いほど、その本来の曲線に近い曲線を再現する。
点が3個の場合を考えてみよう。曲線はバッテンで描くが、その両端点より先の位置の押え方を変えると曲線の形が変り、どれが良いのか、3点だけでは分からない(図2.2.13)。
つまり曲線として3点が与えられるだけならば、はっきりしているのは「この3点は曲線の上にある」という意味でしかない。あえて3点を押えてバッテンを回すと、両端点を支点とし、中間点の位置に集中荷重を掛けた弾性梁の撓み曲線となる。まずは船体曲面から派生した曲線ではない。
図2.2.13
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